何が起きたか

帝国データバンクは2023年2月21日未明、社内システムで大量のウイルス感染を検知しました。調査で暗号化されたファイルや脅迫文を見つけ、後に、攻撃者が業務用パソコンへ侵入してネットワーク内の機器を攻撃した侵入型ランサムウェア攻撃と確認しました。一部のサービスを提供するサーバーが大きな被害を受けました。帝国データバンクの第2報

被害と影響

会社は一部サービスの提供を停止しました。3月31日時点で大半のサービスを再開しましたが、納期までに提供できないサービスや、受託業務の遂行が難しい事案も残っていました。一方、企業信用調査業務は通常どおり稼働していると説明しました。すべての事業が止まったという発表ではありません。帝国データバンクの第2報「業務・サービスへの影響と復旧状況」

同社は、3月31日時点の調査で企業情報や個人情報が外部へ流出した形跡を確認していないと説明しています。流出が確認された事例として扱いません。また、この説明だけで、将来の調査も含めて流出がなかったと断定することはできません。帝国データバンクの第2報「被害の状況」

出来事の時系列

日時 出来事
2023年2月21日未明 社内システムで大量のウイルス感染を検知。侵入開始時刻は不明。
同年2月24日 同社が初報を公表。
同年3月31日 第2報で侵入型ランサムウェア攻撃とサービスへの影響を説明。大半のサービスを再開したが、一部の影響は残った。

日時と状況は同社の第2報に基づきます。

まだ分かっていないこと

参照した第2報からは、侵入の開始日時、侵入経路、攻撃者、すべてのサービスが再開した日付を確認できません。情報流出については、3月31日時点で形跡を確認していないという会社の説明です。帝国データバンクの第2報

この事例から分かること

会社の一部のサーバーへの攻撃でも、サービスの停止や納期の遅れにつながりました。利用中のサービスに障害がある場合は、運営者の公式案内で影響範囲と再開状況を確認してください。これは障害時の行動であり、利用者が攻撃自体を止める方法ではありません。帝国データバンクの第2報