何が起きたか

セイコーグループは2023年7月28日、一部のサーバーへの不正アクセスを検知しました。その後、ランサムウェア攻撃であったことと、情報の一部が外部に流出したことを確認しました。初報/8月22日の続報

2023年10月25日の第3報では、セイコーグループ、セイコーウオッチ、セイコーインスツルが保有する約6万件の個人データが外部に流出したと発表しています。これはデータの件数であり、「約6万人の個人情報が流出した」という人数の発表ではありません。また、3社で約6万件ずつ流出したという意味でもありません。セイコーグループの第3報「1」

被害と影響

第3報に記された個人データには、セイコーウオッチの顧客情報、3社の取引先担当者の情報、採用応募者の情報、グループの従業員や退職者の情報が含まれます。氏名や住所、電話番号、メールアドレスなどが対象となります。セイコーウオッチの顧客情報については、クレジットカード情報は含まれないと説明しています。セイコーグループの第3報「2」

セイコーグループは不正アクセス後、外部との通信を遮断し、専門会社とともに調査を進めました。個人情報保護委員会への報告と警察への相談も行っています。第3報では、端末の不審な動きを検知する仕組みの導入を進め、多要素認証などの対策を講じたと説明しました。セイコーグループの第3報「1」

出来事の時系列

日時 出来事
2023年7月28日 セイコーグループが一部サーバーへの不正アクセスを検知。攻撃開始日は不明。
8月10日 不正アクセスを初めて公表。情報の一部が流出した可能性があると説明。
8月22日 ランサムウェア攻撃と、グループ会社の従業員・関係者に関する一部情報の流出を確認したと公表。
10月25日 第3報で、3社が保有する約6万件の個人データの外部流出を確認したと公表。

時系列はセイコーグループの初報、8月22日の続報、第3報に基づきます。

まだ分かっていないこと

2023年7月28日は不正アクセスの検知日で、最初の侵入日とは限りません。参照した発表では、具体的な侵入経路や、約6万件に対応する人数、対象の区分別件数を確認できません。約6万件を人数へ換算しません。セイコーグループの第3報「1」「2」

この事例から分かること

セイコーグループのサーバーが攻撃を受け、グループ内の複数社が保有する個人データに影響が及びました。対象者として案内を受けた場合は、セイコーグループや各社の公式の連絡先を確認し、不審なメールや通知のリンクを開かないでください。これは流出後の二次被害への備えであり、元の攻撃を一般利用者が防げたという意味ではありません。初報/第3報