何が起きたか

鋼管などを扱う三陽商会は、2024年4月24日にサーバーを経由した不正通信を検知しました。外部専門家の調査で、アカウント情報等を管理するシステムへの不正アクセスの形跡が確認され、同社が管理する個人情報・企業情報の一部が外部に流出したことが分かりました。同名のアパレル企業の事件ではありません。 同社の発表PDF/会社情報

被害と影響

情報の一部の外部流出は確認されています。一方、発表にある個人情報約1,500件は「流出を確認した、または流出のおそれがある」件数を合わせたものです。約1,500件すべての流出が確定したとは書けません。氏名、メールアドレス、会社名、電話番号などが対象とされ、クレジットカード情報は含まれないと説明しています。同社発表「1. 流出を確認した又は流出のおそれがある個人情報」

同社は対象サーバーをネットワークから切り離し、警視庁への相談と個人情報保護委員会への報告を行いました。該当者への個別連絡を進めるとしています。7月12日時点で情報の不正利用などの二次被害は確認されていません。同社発表「経緯及び対応」

出来事の時系列

日付 出来事
2024年4月24日 不正通信を検知し、サーバーを切り離して調査を開始。攻撃開始日ではない。
4月24日以降 外部専門家が不正アクセスの形跡と情報の一部流出を確認。正確な確認日は発表にない。
7月12日 被害と、流出確認またはおそれのある情報の範囲を公表。

同社の発表PDFに基づきます。

まだ分かっていないこと

不正アクセスが始まった日時と具体的な侵入方法、約1,500件のうち実際に流出した件数は参照した発表では確認できません。攻撃種類をランサムウェアなどと推測しません。同社の発表PDF

この事例から分かること

情報流出の発生が確認されても、影響範囲のすべてが確定するとは限りません。該当者は同社の公式発表を確認し、同社が注意を呼びかける不審な郵送物やメールに気をつけてください。