何が起きたか
ニデックインスツルメンツは2024年5月26日、業務システム等へのランサムウェア攻撃を受けました。複数のサーバー内のファイルが暗号化され、社内業務に大きな障害が生じたと発表しています。後の調査では、同社グループの国内企業と一部の海外子会社にもデータ暗号化が及んだと説明しました。6月10日の初報/7月25日の第3報
被害と影響
暗号化と業務への影響は確認済みの被害です。同社は攻撃を受けた端末を隔離し、パスワード変更やバックアップからの復旧を進め、5月27日に最低限の対外的な業務継続体制を作ったと説明しています。これは全面復旧を意味しません。7月25日の第3報「3. 原因と対応状況」「7. これまでの対応経緯」
情報については、攻撃者のリークサイトに関連すると思われるダウンロード先へのリンクがあり、同社グループの情報が一部外部へ漏えいした可能性を否定できないという発表です。第3報にある個人データの件数は「漏えい、滅失、毀損が発生、またはそのおそれがある」延べ件数です。確定した外部流出人数として扱いません。また、親会社のニデック本体やインスツルメンツグループ外の会社への被害は確認されていないと説明しています。7月25日の第3報「1. 本件の概要」「2. 漏えい等が発生し、または発生したおそれがある個人データ」
出来事の時系列
| 日付 | 出来事 |
|---|---|
| 2024年5月26日 | ランサムウェア攻撃が発生し、同社が検知。 |
| 5月27日 | バックアップから最低限の対外業務継続体制を構築。 |
| 6月10日 | 被害を初回公表。 |
| 6月27日 | 同社グループの調査状況を第2報で公表。 |
| 7月25日 | 暗号化の影響範囲や個人データの漏えい等の可能性を第3報で公表。 |
まだ分かっていないこと
管理者の認証情報をどう取得されたか、個人情報が実際に外部へ流出した人数、全面復旧日は参照した発表では確認できません。7月25日の第3報
この事例から分かること
一つの企業グループでサーバーの情報が暗号化されると、複数法人の業務に影響が及び得ます。該当者は当事者の公式発表を確認し、同社グループを名乗る不審なメールには注意できます。