何が起きたか

河村電器産業は2022年4月18日、システムの動作不良から攻撃に気づきました。後の調査では、同社と子会社が第三者によるランサムウェア攻撃を受け、サーバー内の一部データが暗号化されて利用できなくなったことが判明しています。同社の最終報告

被害と影響

影響を受けたのはWindowsサーバーやNAS内の一部データです。攻撃を受けたあと、同社は社内システムを停止して外部ネットワークから切り離し、専門家の協力を得て機器を復旧・再構築しました。一方、同社は6月27日時点で受発注や生産への影響はなく、外部調査でも情報漏えいは確認されていないと説明しています。データの暗号化・利用不能という被害まで否定したものではありません。同社の最終報告「1. 攻撃発覚と対応の経緯」「2. 被害状況」

出来事の時系列

日付 出来事
2022年4月18日 動作不良から攻撃に気づき、データの暗号化を確認。攻撃が始まった日とは限らない。
同日 同社がシステム障害を初めて公表。この初報は攻撃とは明示していない。
4月19日 警察へ被害を連絡し、外部業者による調査を開始。
4月27日 第2報でランサムウェア攻撃による不正アクセスと公表。
6月6日 ランサムウェアを含むウイルスへの防疫体制を構築。全業務の完全復旧日とはしない。
7月1日 調査結果の最終報告を公表。

4月18日の初報、4月27日の第2報、同社の最終報告に基づきます。

まだ分かっていないこと

攻撃の開始日時、暗号化されたデータの詳しい範囲、全面復旧日は、参照した最終報告では確認できません。情報漏えいと受発注・生産への影響についても、会社が示した確認時点を保って説明します。同社の最終報告

この事例から分かること

受発注や生産が続けられていても、データが暗号化されて利用できなくなる被害は起こります。この事件で個人利用者に直接の操作が必要だという発表は確認していません。一般的な備えはランサムウェアの手口記事で確認できます。