何が起きたか
クロスプラスは2022年7月19日早朝、サーバーの異常を確認しました。調査で第三者による不正アクセスと、ランサムウェアによる一部データの暗号化が判明しました。同社の決算説明会資料によると、基幹システムと会計システムも被害を受け、一時的に業務が停止しました。9月14日の発表/決算説明会資料 p.10
被害と影響
データ暗号化と一時的な業務停止は確認された被害です。同社はサーバー停止とネットワーク遮断を行い、関係者へ通知しました。決算説明会資料は、基幹システムが復旧する第3四半期までは物流・管理業務への影響が残る見通しと説明しており、その時点で実際に完全復旧した日付ではありません。9月14日の発表/決算説明会資料 p.10
情報流出は別の確度で扱います。9月14日時点で、同社は個人情報等81,318件に漏えいの可能性があると発表しました。実際に漏えいしたとの報告は、その時点の調査では確認されていません。81,318件を流出確定件数として扱いません。9月14日の発表「2. 漏えいの可能性のある個人情報等」
出来事の時系列
| 日付 | 出来事 |
|---|---|
| 2022年7月19日早朝 | サーバーの異常とシステム障害を確認。攻撃開始時刻ではない。 |
| 7月21日 | 不正アクセスを初回公表。 |
| 9月14日 | ランサムウェアによる暗号化と個人情報等の漏えい可能性を公表。 |
まだ分かっていないこと
参照した資料では、最初の侵入経路、個人情報の実際の外部流出、基幹システムの完全復旧日を確定できません。9月14日の発表
この事例から分かること
ランサムウェアの被害は、データだけでなく基幹システムや会計システム、日々の業務にも及びます。対象の通知を受けた人は同社の公式案内を確認し、身に覚えのない連絡に注意できます。元の企業システムへの攻撃を個人の操作で防げたと断定するものではありません。