何が起きたか
カシオ計算機は、教育サービス「ClassPad.net」の開発用のデータベースが外部から攻撃され、そこに含まれた国内外の一部利用者の個人情報が漏えいしたと発表しました。サービスのアプリ本体に不正アクセスによる不具合はないと説明しています。同社の2023年10月18日の発表
被害と影響
漏えいした情報には、氏名やメールアドレス、学校名・学年などが含まれます。同社が10月18日時点で公表した対象件数は国内91,921件、海外35,049件です。これは発表時点の対象件数で、すべての人について同じ項目が漏えいしたという意味ではありません。クレジットカード情報は保持していないと説明しています。同社発表「5. 漏えいした個人情報」「6. 対象となるお客様の件数」
同社は攻撃対象となった開発用データベースを停止し、対象者への連絡、専門機関による調査などを進めました。設定の一部が解除され第三者がアクセスできる状態だったことを確認し、これを原因と考えていると説明しています。同社発表「3. 原因」「4. 現在の対応」
出来事の時系列
| 日付 | 出来事 |
|---|---|
| 2023年10月11日夕方 | 開発環境のデータベースの障害に気づき、事態を把握。攻撃開始日時ではない。 |
| 10月12日夕方 | 海外在住者の個人情報の外部漏えいを確認。 |
| 10月18日 | 不正アクセスと個人情報漏えいを公表。 |
同社の2023年10月18日の発表に基づきます。
まだ分かっていないこと
参照した発表では攻撃開始日時や攻撃者は確認できません。なお、同社が2024年に公表した別のランサムウェア事件では、ClassPad.netのシステムは影響を受けていないと明記しています。二つの事件を混同しません。2023年の発表/2024年の発表
この事例から分かること
利用者が普段使うアプリに異常がなくても、その開発用データベースに個人情報があれば漏えいにつながり得ます。該当の案内を受けた人は、同社の公式発表を確認し、不審な連絡に注意できます。